忙しさと時間管理と

こんなやり取りをしたこと、または聞いたことはありませんか?

「お忙しそうでなによりですね^^」
「いやぁ、貧乏暇なしですよ(笑)」

日本人特有の気遣いや謙遜から出てくる会話なんですが、この「お忙しそうで何より」を本来の使い方で見てみると、

「がむしゃらに働いてますね~」
「薄利多売なんで、従業員に飯食わすには休んでる暇なんてないですよ~」となるわけです。

心を亡くすで忙しい、「無心で働けて凄いですね」これが気遣いから出る敬語とは言いづらい気がします。

ともあれ、取引先との挨拶が互いの忙しさから始まるように、「忙しさ」は美徳である。ことビジネスシーンでは、「忙しい」という言葉は業績拡大、または個人的有能さを表すかのように使われる場合があります。

あなたの回りにもいませんか?事あるごとに「あー、忙しい」を連発し、仕事を振ると「今忙しいんですよね・・・」ともったいぶってから、「俺がやるしかないかぁ」と嬉しそうに引き受ける人。

こういう人は、聞かれてもいないのに、自分が抱える仕事の多さや、さも過密だと言わんばかりに前後のスケジュールをひけらかしたりします。

新入社員や外部のよく知らない人がこうした人を見ると、よほど優秀で仕事が出来て、信頼できる人のように見えるでしょう。しかし、長く同じ職場で働いている人は、仕事の容量が悪く、短時間に効率よく仕事を終えることが出来ない人であることをよく知っています。

実際、そういった人に仕事を頼むと期限までに終わらず、しまいには「ほかの仕事で忙しくて」と言い訳が返ってきます。

「忙しがる人」にとって、「忙しい」という口癖は、大抵「自分は仕事が出来るので、たくさんの仕事を任されている」という周囲へのアピールであり、忙しがっているにすぎません。

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できる人は忙しがらない

しかし、ビジネスシーンで本当に仕事ができる人は、そもそも「忙しい」とは言いません。

自分が抱える仕事をきちんと把握し、与えられた期限内に終える計画と戦略を持ち、高い時間管理能力と実行力を駆使して、効率よく仕事を片付けていくからです。

こうした本当に忙しい人は、周囲から信頼され、より多くの仕事を依頼されるようになるので、作業しながら簡略化をするなど、ますます短時間に効率よく仕事をこなす能力が高まっていきます。

一方、「忙しい」が口癖の人は、仕事が遅い上にパフォーマンスもよくないので、ますます忙しいアピールをするようになるでしょう。

本当に忙しいかを見分けるには

「忙しい」が口癖の人と、本当に忙しい人との違いは、デスクを見れば分かるといわれます。

デスク周りの状態は、その人の頭の中で仕事がどのように整理されているかを反映しているからです。

つまり当てはめて考えるなら、「忙しい」が口癖の人は引き出しも含めて文具や資料が散乱しており、本当に忙しい人はデスク周辺がきちんと整理されている。ということになります。

口癖とは、無意識に口から出てくる言葉、またはわざと意識して発する言葉。その人の深層心理が現れると考えられています。

「忙しい」とは、心を亡くすほど暇がない、せかせかしていること。つまり頭の中がきちんとコントロールできていないことを意味します。

もし自分の部下が「本当に忙しい人」ではなく、「忙しい人」であるならば、一種の警告と捉えて改善の余地がないかを探ることが重要となるでしょう。

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