未知の分野に臆することなく

管理職になり、ある程度の期間が過ぎると、人付き合いも仕事の回し方もこなれてきます。

それなりに余裕ができますし、腰を据えて仕事に取り掛かれるというものです。

ですが、余裕が出来たからと油断してはいけません、ここに落とし穴が隠れています・・・。

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日常を問題なく回せていれば良しというわけではない

仕事に慣れてくると、それまでの緊張感が薄れ、仮面が剥がれてくる人がいます。誰しもこの時期になると「その人の本質」が垣間見えるものです。

この時期、多く見られる傾向、いわゆるマンネリ。どの分野においても、ある程度の経験を積むと人は成長が鈍化します。

昇進したての頃は、覚えること、やるべきこと、超える壁が明確にありました。そして、少しずつ成長しながら先に進めている実感があり、役割が明確にある中で達成感も感じることが出来たでしょう。

しかし、ここまではあらかじめ準備された壁であり、この壁を超えてからが本番です。

ここまでは全ての人に均等に与えられている既定路線のようなものなのです。ここから先は自分自身で役割を見つけ、次のステージを目指さなければなりません。

このことに気付かず、いつの間にか惰性で仕事をこなすようになり、自分のやるべきことを見失ってしまう方は非常に多いです。

部下は”あなた”と”あなたの仕事ぶり”をみて成長する

一番後ろの席で、上から言われた課題や目標をトップダウンで落とし込むだけ落とし込み、明確な行動も指示もなく、言われた仕事を黙々と日々のルーティンワークのようにこなす上司。毎朝机の上に山になっている書類の束を、一日中かけて片付け、帰宅する上司・・・はたして部下が「将来はあの人のようになりたい」と思うでしょうか?思わないですよね。

あなたが昇進した時に思い描いた”理想の上司像”とはどのようなものですか?少なくとも、上記のようなものでは決してないはずです。

活気があり、常に前へ前へと進む力がある。

自らが動かなくとも、部下が判断し、適切な行動をとってくれている。

彼らは私の意図をよく理解してくれているばかりか、私のビジョンとそれに至る道に、深く共感してくれている。

気が回り、頼りになる部下、そして、そんな彼らに全幅の信頼を寄せている。

自分を中心とした、まさに最強のチーム!

リーダーとしての自己革新、成長サイクルを回せ!

人の成長は、人や仕事との出会いの中で醸成されてくるものです。

いつも同じ環境で、仲間で、同じ仕事をやる続けているとすれば、人間的な成長を望むことは難しいでしょう。

自分とは異なった意見をもつ人や、違った考え方や生き方をしている人と出会い、そして新しい分野、未知の仕事への取り組みなどを通じて人は成長していきます。

自主的であれ強制であれ、まず、新しい分野に取り組んでみることです。そして、逃げずに食らいつき、チャレンジすることによって、結果はどうあれ新しい経験と知識を積み、それが実績になり、自信につながり、能力がつく。そしてさらに新しい分野へと挑戦していく・・・。

この一連の流れが自己革新、成長サイクルです。

言葉より、その姿勢、その姿勢よりも行動が大切

ビジネスマンとしての成長に年齢は関係ありません。リーダーは未経験のこと、未知の分野を知ることを好きになってほしいと思います。

そして、臆することなく挑戦してほしいと思います。

前向きなチャレンジ精神こそ、部下への行動モデルであり、率先して動くことの手本にほかならないのです。

チャレンジ精神とは特別なスキルではなく、その人の仕事に対する姿勢ですから、誰しもが今すぐに取り組めるものです。

例えば、業務内容をより効率的、効果的にする手段がないか?今現在の取り組み内容に問題はないか?課題はないか?を思考してみます。その為には、今ある仕組みやプロセスを前提にしているとしても、必要とあらば、その前提を覆す仕組みやプロセスを開発することです。

部門・課・プロジェクト・チームなどの単位において、どのような点に課題があるかを認識し、それを改善するアイデアを考え、実行に移す。

「こうだから」「ああだから」「こうしたい」「ああしたい」だけの課題認識だけでは意味がありません。行動につなげることが重要です。

急がず休まず、少しずつ進み続けましょう

リーダーは、ある程度理想を具現化する力が必要になります。

その為には、関連する業務知識はもちろん、社内外の情報収集力や他業種からのアイデアを自社に転換する発想力、周りを巻き込む提案力や説得力といったものを高めることです。

様々な未知の分野に裾野を伸ばして知識や経験を得る。それは仕事だけでなく、人間としての成長を促す意味もあります。

急ぐ必要はありませんが、少しずつでも前に進み続ける意識を忘れないでください。